【ドイツでの気づき】
ビールに導かれた第2のワーホリと、日本への違和感のはじまり
カナダでのワーホリ生活では、結局誰ひとり口説けず、悔しい気持ちだけが残った。
▼前回のカナダ編はこちら:【現実は甘くなかった】日本人男性がカナダでモテない理由と、ワーホリのリアル
「次こそはリベンジだ」と、新しいワーホリ先を探すことに。
ちょうどビールが大好きだったこともあり、気になっていたのが“水よりビールが安い”って噂のドイツ。
しかも、日本でも有名なオクトーバーフェストの本場・ミュンヘン。
これは行くしかないだろ!ってことで、次の舞台はドイツに決定。
英語のアクセントに最初は苦戦
ヨーロッパの英語って、カナダ英語とはやっぱり違う。
初めは聞き取りが難しかったけど、まあ数週間で慣れた。
ちなみに、あのオクトーバーフェストって、実はミュンヘンでは毎月ビールフェスが開催されてるらしい。
その中で一番大きいのが10月のオクトーバーフェストってことみたい。
英語で会話ができた。自信がついた。
マッチングアプリやバーで出会った女性と、少しずつ発展していけるようになって、
「あれ?俺、前より英語できてるじゃん」って、自分にちょっと自信がついてきた。
でもそのころから、別の悩みも出てきた。
「結局、自分は日本に住みたいのか?それとも海外?」
「どの国に住みたいかすら、まだ全然決めてないな…」
ふわっとしたまま、心がどこに向かってるのかわからなくなってた。
ドイツでの転機。「有給は取るのが当たり前?」
そんなある日、職場の同僚に言われたんです。
「ねぇ、バケーションいつ取るの?」
え?ワーホリだし、そんなの取れるの?って驚いたんだけど、
どうやらフルタイム契約(週40時間)なら有給は当然あるし、むしろ取らなきゃいけないみたい。
日本では、有給なんて空気読んで使えないのが当たり前。
使ってもGWやお盆にちょっとプラスする程度。
でもドイツでは、好きな時に2週間とかしっかり休むのが普通。
これを聞いたとき、ほんとに思った。
「海外って、最高じゃん…」
社会の仕組みが違いすぎた
その後も、日本の話をしてると気づくことがいっぱい出てくる。
- ドイツでは税金で医療費の多くがカバーされる
- 子どもの大学費用も、国の税金で大きく支援される
- 子育てや教育のハードルが日本より明らかに低い
日本だと、子どもができたら大学費用のために親が働き続けるのが当たり前。
でも、僕も周りも大学時代はクラブばっか行ってて、学びは正直そこまで…って人が多かった。
▼ワーホリを始めた原点の記事はこちら:【なぜ海外移住を目指したのか?】夢のはじまりは「外国人になりたい」だった話
「日本に住むって、なんか苦しいな」
そんなことを考えながら1年過ごして、ふと思った。
「日本にずっと住むのって、なんかすごく苦しい気がする」
ここから、「じゃあ自分はどこに住みたいのか」を探す旅が始まる。
その手段として選んだのが、有給(バケーション)を使ったバックパッカー旅。
これが、将来の移住先を探す本格的なスタートになっていきます。
▼ノルウェーで感じた“日本への違和感”はこちら:税金は取るのに、守ってくれない国。ノルウェーで感じた日本への違和感
▼続きはこちら:僕が“モテたい”から始めた海外生活が、人生を変えた話【スペイン移住】
(つづく)