🇪🇸 【2025年最新】スペイン旅行費用の予算と物価|旅費を安く抑える節約方法
2025年3月1日
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HOLA!アンダルシアトラベルデスクのケイ(@andalusia_travel_desk)です。
情熱の国スペインは、美しいビーチ、歴史的な建造物、そして美食のタパス文化で世界中から旅行者を惹きつけています。西欧主要都市と比較すると、スペインの物価は比較的安いイメージがあるかもしれませんが、円安とインフレの影響で以前ほど安くはありません。
特にバルセロナやマドリードといった大都市の中心部は、東京と比べても割高に感じるでしょう。
当ブログ「アンダルシアトラベルデスク」では、スペイン旅行の計画を立てる際に知っておきたい旅行費用と現地の物価を、主要都市とアンダルシア地方を比較しながらまとめてみました。
また、元ミシュラン料理人として現地の物価を熟知している私が知っている、旅費を安く抑える節約方法についても掲載しています。ぜひ最後までご覧ください!
こんな人におすすめ
- スペイン旅行の旅費計画を立てたい
- 現地ホテル・レストラン・スーパー・お土産の相場価格を知りたい
- 旅費を安く抑える具体的な方法を知りたい
この記事の目次
✈️ スペイン旅行にかかる渡航費用の予算
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スペイン旅行は、日本からのフライト時間が長いため、海外旅行の中では**中〜高額な部類**に入ります。最短で5日〜10日間程度の旅行者が多く、費用の平均は**35万円~60万円程度**が目安となります。
旅費の内訳は主に以下の通りです。
- 航空券(ヨーロッパ行きは高額になりがち)
- ホテル(特にバルセロナ、マドリードは高騰中)
- 食費(タパスを上手く利用すれば節約可能)
- 美術館や観光地のチケット
- 現地オプショナルツアー
- お土産
ヨーロッパの旅行同様、ハイシーズン(夏を中心とする春から秋)は航空券やホテルの料金が跳ね上がります。特にイースター(セマナ・サンタ)や8月のバカンスシーズンは価格が高騰し、予約も取りづらくなるため注意が必要です。
パックツアーの相場と予算
航空券とホテルがセットになったパックツアーは、手配の手間が省けますが、自由度は低くなります。
例えば、スペイン周遊(バルセロナ、マドリード、アンダルシア)1週間程度の場合:
| プラン | 相場(おとな1人あたり) |
|---|---|
| 添乗員付きツアー(ハイシーズン) | **約40万〜60万円** |
| フリープラン(ハイシーズン) | **約30万〜50万円** |
| フリープラン(冬季ローシーズン) | **約25万〜40万円** |
※直行便は経由便に比べ、約5万~10万円高くなる傾向があります。
少しでも費用を抑えたい場合は、**年末年始を除く冬季(11月~3月頃)**や、GW後から6月上旬、9~10月を検討しましょう。
個人旅行の相場と予算
ホテル代が高騰しているため、個人旅行でもツアー料金とさほど変わらないケースが増えています。しかし、ローシーズンを狙い、経由便や民泊(Airbnbなど)を組み合わせることでコストダウンは可能です。
バルセロナ・マドリード行きの航空券は、冬季が安い傾向です。アジアや中東経由であれば、**往復15万円前後**のことも多く、安い時期を選べば**10万円台**から見つけられます。
👨🏻🍳 **ケイからの旅費節約アドバイス:**
安い航空券を探すコツは、まめに検索して航空券の相場感覚を養っておくこと!価格比較サイトやアプリを活用して、安いチケットがないか、良さそうな行先はないかよく探してみましょう。
13社の最安値一括比較
💰 スペインの物価は都市部と地方で大きく異なる
スペインの物価は、**バルセロナ・マドリード**の主要都市と、**アンダルシア(セビリア、マラガ、グラナダなど)**の地方都市とで大きく異なります。
- **バルセロナ/マドリード:** ホテル代、レストランでの外食費、交通費など、全体的に**日本(東京)の約1.3〜1.5倍**程度。特にホテルは高騰しています。
- **アンダルシア地方:** ホテル代や食事代は、バルセロナなどに比べて**2割〜3割程度安い**傾向にあります。タパス文化が根付いているため、飲食費を安く抑えやすいです。
スペインの消費税(IVA:付加価値税)は21%と高めです。これが物価を押し上げる一因となっています。
**1ユーロ=177円**(※2025年10月現在)
🏨 スペインのホテル・宿泊費の相場と価格
スペインのホテルは政府観光局による星評価(1つ星~5つ星、パラス)が適用されています。主要都市では特にホテル代が高騰しており、旅行の総予算を大きく左右します。
**2024年のBooking.com平均値(主要都市:バルセロナ/マドリード)**
| カテゴリ | 平均価格(1泊) |
|---|---|
| ドミトリー・ユースホステル | **¥5,000〜** |
| 3つ星ホテル | **¥20,000〜35,000** |
| 4つ星ホテル | **¥35,000〜55,000** |
| 5つ星ホテル | **¥80,000〜** |
🚨 **注意!**
主要都市では、格安ホテルが治安の良くない地域に集中しています。特にバルセロナの**ラバル地区の一部**などは、観光客が何も知らずに宿泊するのは本当に危険です。
料金は高くなりますが、ホテルに関しては節約よりも身の安全が一番大事。土地勘のない旅行者にとっては大変危険なので、以下の**中心部エリア**にホテルを予約しましょう。
**【宿泊におすすめの安全エリア】**
- **バルセロナ:** エイシャンプラ地区(Eixample)、ゴシック地区(中心部)、グラシア地区
- **マドリード:** サラマンカ地区、レティーロ地区、マドリード中心部(ソル駅周辺は夜間注意)
[Booking.comで治安の良い人気エリアのホテルを探す]
📌 **関連情報:治安について**
🍴 スペインの食事・レストランの相場と価格
スペインの食費は、都市や食事のスタイルによって大きな差が出ます。賢くタパス(小皿料理)や市場のバルを利用すれば、美食を堪能しつつも費用を抑えることができます。
バルセロナ・マドリード(主要都市)
観光地や高級レストランが集まる都市部での食事は、日本よりも割高になることが多いです。
- **ランチセット(Menu del Día):** 15〜25ユーロ程度。前菜、メイン、デザート、パン、ドリンクがセットになったお得なメニューです。
- **タパスバル:** 一皿3〜8ユーロ程度。数品注文し、ドリンク(ビールやワイン)を合わせると、1人20〜30ユーロが目安。
- **カフェ(コーヒー、クロワッサン):** 5〜8ユーロ。
- **高級レストラン(ディナー):** 1人80ユーロ〜。
セビリア・グラナダ(アンダルシア地方)
アンダルシア地方の最大の特徴は、**「無料タパス文化」**が残っている地域があることです。
- **無料タパス(グラナダなど):** グラナダの一部では、ドリンク(約2.5〜3ユーロ)を注文すると、無料でタパス(小皿料理)が一皿ついてきます。3杯飲めば食事代はほぼゼロ、ということも可能です。
- **タパスバル(セビリアなど):** 一皿3〜6ユーロ程度。主要都市より若干安く、ボリュームも多い傾向にあります。
- **ランチセット(Menu del Día):** 10〜15ユーロ程度。主要都市よりリーズナブルです。
👨🏻🍳 **ケイからの節約のコツ:**
スペインの外食費を抑えるなら、お昼の**「Menu del Día(本日のメニュー)」**を積極的に活用しましょう。夜のディナーよりずっと安く、ボリューム満点の本格的な食事を楽しめますよ。
📌 **関連情報:スペインの食事マナー**
🚕 スペインの公共交通機関の価格とタクシー料金
スペインの主要都市の公共交通機関は、チケットの値上がり傾向は見られます。
メトロ・トラム・バス(バルセロナ・マドリード)
バルセロナやマドリードでは、ゾーン内のメトロやバスは基本的に一律料金です。旅行期間に合わせてチケットを購入しましょう。
| チケット種類 | 料金(目安) | 備考 |
|---|---|---|
| **1回券** | 約2.4ユーロ | 都度利用すると割高 |
| **T-Casual(10回券・バルセロナ)** | 約11.35ユーロ | 約1.14ユーロ/回とお得 |
| **Hola Barcelona Travel Card(乗り放題)** | 3日券:約22ユーロ | メトロ、バス、RER(近郊線)が乗り放題 |
タクシー
スペインのタクシーは、日本に比べると比較的リーズナブルで、初乗り料金も低めです。
- **最低支払料金:** 4〜7ユーロ程度(都市や時間帯で異なる)
- **空港からの定額料金:** マドリードのバラハス空港 ⇔ マドリード市内(M30内)は30ユーロの定額制です。
空港などで客引きをしている無許可タクシーには乗らないよう注意し、「TAXI」ランプが点灯している認可タクシーを利用しましょう。
🏰 有名観光スポットの入場料金とチケット価格
主要な観光スポットの入場料金は、2020年と比べると大分値上がり傾向です。特にアルハンブラ宮殿やサグラダ・ファミリアなどは、事前予約が必須となっており、現地で並ぶのは非効率的です。
**主要観光スポットの入場料金(目安)**
| 施設名 | 料金(目安) |
|---|---|
| **サグラダ・ファミリア(バルセロナ)** | 約26〜36ユーロ |
| **アルハンブラ宮殿(グラナダ)** | 約19ユーロ(通常入場券) |
| **プラド美術館(マドリード)** | 約15ユーロ |
| **グエル公園(バルセロナ)** | 約10ユーロ |
入場料金を節約する方法とチケット予約
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人気の観光地チケットは、事前にオンラインで予約することで、混雑するチケット売り場を避け、時短になります。チケット予約サイトは、提供されるツアーや言語サポートが異なるため、自分の旅行スタイルに合わせて選びましょう。
🎫 **KLOOKとGetYourGuideの選び方**
| 予約サイト | 特徴とおすすめ |
|---|---|
| **KLOOK (クルック)** | 日本語サポートや、日本語ガイド付きツアーの扱いが多い傾向があります。英語に自信がない方は、KLOOKで日本語オプションを探すのがおすすめです。 |
| **GetYourGuide** | 世界中の**アクティビティの多様性**が魅力です。英語での情報収集や予約が可能な方は、より多くの選択肢からツアーを比較できます。 |
**【バルセロナの観光チケット・アクティビティ】**
🛒 スペインのスーパーの物価と価格
スペインのスーパー(Mercadona, Carrefour, Diaなど)は、旅行者にとって強い味方です。外食が高いと感じるなら、スーパーでパンや生ハム、チーズなどを買って、ホテルで食べるのがおすすめです。食材の物価は日本と比べても安く感じられます。
水・ジュースなどの飲料
- **ミネラルウォーター(1.5Lペットボトル):** 0.5〜1ユーロ
- **炭酸飲料(500ml):** 1〜1.5ユーロ
- **オレンジジュース(1L):** 1.5〜2ユーロ
カフェや観光地で買うと、水1本が3ユーロ以上することもあるので、スーパーでのまとめ買いは必須です。
ワインなどのアルコール類
スペインといえば、**ワイン**と**シェリー**!ワインは日本より圧倒的に安く、しかもおいしいです。
- **デイリーワイン(テーブルワイン):** 3〜7ユーロ。この価格帯でも十分に美味しいものが手に入ります。
- **高級ワイン(贈答用):** 10〜20ユーロほどで、日本では考えられない品質のものが購入できます。
- **ビール(330ml缶):** 0.8〜1.5ユーロ
乳製品(チーズ・バター)
チーズや生ハム、チョリソなどの加工肉も非常にリーズナブルです。スーパーのチーズ売り場は必見。
- **マンチェゴチーズ(ブロック):** 3〜5ユーロ
- **カマンベールチーズ:** 1.5〜3ユーロ
- **生ハム(スライスパック):** 2〜5ユーロ(ピンキリ)
- **バター(250g):** 2〜3ユーロ
🎁 スペインのお土産の物価と価格
観光地周辺の土産店は値段が高く設定されていますが、スーパーや市場を利用すれば安く良いものが手に入ります。
- **スーパーのお土産:**
- **スペイン産オリーブオイル(小瓶):** 3〜5ユーロ
- **サフラン(調味料):** 2〜4ユーロ
- **チョコレート、お菓子:** 3〜5ユーロ(バラマキに最適)
- **雑貨:** スペインでは**El Corte Inglés(エル・コルテ・イングレス)**というデパートの食品館や、**Primark(プリマーク)**などで雑貨が見つけられます。
- **お土産品のキーホルダー:** 観光地周辺の物売りから買うと1ユーロ前後で手に入りますが、スリや詐欺集団である可能性もあるため、できるだけ店舗で購入しましょう。
💸 スペイン旅行の費用を安く抑える節約のコツ
元料理人、そして現地在住者として、私が実践している旅費の節約方法をご紹介します。
格安航空券を探す方法
アジア・中東経由が安く、特に**エティハド航空**や**カタール航空**、**ターキッシュ・エアラインズ**などがリーズナブルな価格を提供していることが多いです。まめに比較サイトでチェックしましょう。
ホテルを安く予約する方法
ホテル探しは治安を最優先しつつ、**「Booking.com」**などのプラットフォームで価格を比較することが大切です。価格変動が激しいため、早めの予約を推奨します。
海外旅行保険にお得に加入する方法
スペインもスリ被害が非常に多いため、海外旅行保険は必須です。わたしは、毎回保険に入る手間とお金を節約するため、海外旅行保険が付帯しているクレジットカードを複数枚持って備えています。
年会費無料のカードでも保険が付帯しているものがあるので、メインカードと合わせて2~3枚持っていくのがおすすめです。
両替せずにクレジットカードで支払う
現地在住の私(ケイ)も、スペインでの支払いは**9割以上**クレジットカードです。スペインはカード社会なので、ほとんどの場所でクレジットカードが使えます。**両替所の高い手数料**や悪いレートを払うよりも、クレカ支払いの方が断然お得です。
✨ **ケイが海外でメインで使っているのは『エポスカード』**
私自身、海外旅行保険が付帯していて、どこでも使える**VISAブランド**の『エポスカード』をメインで使っています。年会費無料なのに海外旅行保険が自動付帯する(※2023年10月以降に発行されたカードは利用付帯)のは最強ですし、使えば使うほど**ポイント**がたまるのも嬉しい点です。現金に頼らず、お得に支払うための必須アイテムです!
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現地でどうしても現金が必要な場合は、クレジットカードの海外キャッシングを利用して現地ATMで現金を引き出すのが、手数料とレートを総合的に見て、最もレートが良い方法です。
🛡️ 盗難防止グッズでリスクを最小限に
安全な旅のため、少額でも盗難防止グッズへの投資は惜しまないでください。特に服の下に隠せるセキュリティポーチは命綱です。
マラガ在住がおすすめする!盗難防止グッズ
**① セキュリティウエストポーチ (薄型隠しタイプ)**
**② 防犯機能付きバッグ (スリング/バックパック)**
**③ スマートタグ (荷物追跡用)**
**④ スキミング防止ケース**
✅ スペイン旅行の費用予算と現地の物価まとめ
スペインの物価は、都市部の高騰と円安の影響で、以前のような格安旅行は難しくなっています。
特に**ホテル代**が旅行費用全体を押し上げますので、以下の点を意識して計画を立てましょう。
| 節約/安全対策 | ポイント |
|---|---|
| **予算の目安** | 5日〜10日で**35万〜60万円**を想定。 |
| **ホテルの立地** | 治安を最優先。バルセロナ・マドリードの危険なエリアは避ける。 |
| **食費の節約** | Menu del Día(ランチセット)や、アンダルシアの**無料タパス**を活用する。 |
| **支払い方法** | 現地でメインで使うのは、エポスカードなどのVISA付きクレカに。 |
この記事の情報が、安全で楽しいあなたのスペイン旅行の一助となることを心から願っています。 ¡Disfruta tu viaje! 🇪🇸
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