【2025年最新】スペイン旅行にVISA/ETIASは必要?90日ルールを在住者が解説

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【2025年最新】スペイン旅行にVISA/ETIASは必要?90日ルールを在住者が解説

Hola!マラガ在住、元ミシュラン一つ星料理長「ケイ」です。

スペイン料理は、調味料を足す前に、まず「素材」の状態を整えることが大切です。旅行も同じで、まず「渡航許可」という**最も重要な準備**を整える必要があります。

この記事は、**「そもそもビザって何?」「ESTAみたいなものはスペインにもあるの?」**といった疑問を持つ、すべての旅行者へ向けた**渡航準備の完全ガイド**です。

特に、ヨーロッパを複数国周遊する方は必須の知識である**シェンゲン協定の「90日ルール」**や、**2025年半ば以降に導入が予定されているETIAS(エティアス)**について、在住者の僕が分かりやすく解説します。


🇪🇸 スペイン旅行の渡航許可:ビザの結論と新ルール

日本人は「ビザ」が不要(査証免除)

まず結論からお伝えします。**観光目的で90日以内のスペイン旅行**をする場合、日本のパスポート所有者は**ビザ(査証)の申請は不要**です。

日本はスペイン(シェンゲン協定加盟国)と**「査証免除協定」**を結んでいるため、ビザを取得する煩雑な手続きをせずに渡航できます。

💡 **そもそもビザとは?**
ビザ(査証)とは、渡航先の国が**「あなたの入国を問題ないと認めますよ」**という推薦状のようなものです。ビザ免除の国に行く場合、この推薦状がなくても入国審査を受けられます。

【重要】2025年半ばから「ETIAS(エティアス)」が必要に

ビザは不要ですが、アメリカのESTAやオーストラリアのETAのような、**電子渡航認証システム「ETIAS(エティアス)」**の導入が、**2025年半ば**から予定されています。

これは、テロ対策や不法移民防止を目的とした、**シェンゲン協定加盟国**すべてで適用される新しい渡航ルールです。

  • **ETIAS導入後:** スペインを含むシェンゲン協定加盟国を訪問する前に、オンラインでETIASの申請・承認を得る必要があります。
  • **申請開始時期:** 正式な開始日時はまだ確定していません(2025年半ば以降の予定)。最新情報は必ず公的機関のサイトで確認してください。 [ETIAS公式情報(外部リンク:欧州委員会)]

⚠️ ETIASよりも先に!必ず確認すべきパスポートのルール

どんなに準備をしても、パスポートの期限が切れていたらすべて台無しです。以下の2点は、入国審査で最も厳しくチェックされる基本中の基本です。

1. パスポートの残存期間は「3ヶ月以上」

シェンゲン協定加盟国へ入国する場合、パスポートには**「出国予定日から****3ヶ月以上の残存期間****」**が必要です。

例えば、5月31日に日本へ帰国する場合、パスポートの期限は8月31日以降でなければなりません。

🚨 **ケイからの忠告:**
期限が「残り3ヶ月ギリギリ」は避けるべきです。万が一、現地で病気やストなどで帰国が遅れた場合、パスポート期限切れで大問題になります。**6ヶ月以上の残存**を推奨します。

2. 未使用の査証欄(空白ページ)は「2ページ以上」

入国・出国スタンプを押すための**空白ページが2ページ以上**必要です。ヨーロッパを周遊し、スタンプが増える予定がある方は、特に注意してください。

🔄 スペイン周遊者が戸惑う!シェンゲン協定の「90日ルール」

スペインは**シェンゲン協定**に加盟しています。この協定は、加盟国間の国境審査をなくし、まるで一つの国のように自由に移動できるようにしたものです。しかし、短期滞在には厳しいルールがあります。

180日間のうち「90日まで」しか滞在できない

シェンゲン協定の最大のルールは、**「あらゆる180日間の期間内で、合計90日までしか滞在できない」**というものです。

国境を出ても滞在日数はリセットされない

**一部の国**(例:ミャンマーなど)では、短期滞在日数をリセットするために**一度国外へ出国し、再入国する**という方法がとられることがあります。

しかし、**シェンゲン協定エリア**においては、これは**適用されません。**

  • **❌ リセットされない例:** スペイン(シェンゲン圏)に90日間滞在後、一度イギリス(非シェンゲン圏)へ出国し、翌日すぐにスペインに戻っても、**新たな90日間の滞在許可は得られません**。
  • **✅ 180日ルール:** 最初の入国日から起算して、直近の180日間を遡り、シェンゲン圏内にいた日数の合計が90日を超えていないか、常にチェックされます。

💡 **滞在日数がリセットされるのは?**
原則、**シェンゲン圏外**で**90日間**以上過ごし、滞在可能期間が完全に回復するのを待つ必要があります。

長期滞在や周遊旅行を計画している方は、[シェンゲン協定の公式ルール詳細]を必ず確認し、厳密に日程を管理してください。

❓ ETIASに関するよくある疑問と申請準備

1. ETIASの申請方法と費用は?

  • **申請方法:** オンラインでの申請になる予定です。必要な情報は、パスポート情報、旅行情報、健康・犯罪歴に関する質問などです。
  • **費用:** 数ユーロ程度になると予想されています(アメリカESTAと同程度)。
  • **有効期間:** 承認されてから**3年間有効**となる予定です(パスポートの有効期限が切れない限り)。

🚨 **注意点:**
ETIASの申請開始直後は、偽サイトや詐欺サイトが急増する可能性があります。必ず**公式のウェブサイト**から手続きを行いましょう。申請が開始されたら、こちらの記事でも**申請方法を画像付きで分かりやすく解説**する予定です!

2. アメリカのESTAと何が違うの?

基本的に、いずれも「ビザ(査証)」ではなく「事前渡航認証」という点では同じです。しかし、**ESTAは米国**、**ETIASはシェンゲン協定加盟国(欧州)**への渡航許可という点で異なります。

アメリカ経由でスペインへ行く場合は、**ESTAとETIASの両方が必要になる**ので注意してください。[ESTA公式申請サイトはこちら(外部リンク)]

まとめ|渡航準備は完璧な「仕込み」

スペイン旅行は、**パスポート残存期間**と**シェンゲン90日ルール**、そして今後の**ETIAS**という3つの要素を理解することが、完璧な「仕込み」です。

渡航準備はこれで万全。次は具体的な旅の計画に移りましょう!


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