2025年8月24日
【マラガ治安2025年版】アンダルシア在住者が解説!スリの手口と安全対策・危険エリアの全て
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マラガはスペインの中でも比較的安全な都市ですが、残念ながら観光地ではスリ被害が多いのも事実です。被害に遭ってしまうとせっかくの旅行が台無しになるため、旅行を楽しむために治安情報のキャッチ&防犯対策はしっかりと行いましょう。
最低限の備え(必須)
- 海外旅行保険付帯のクレジットカードを持つ(複数枚推奨)
- 現金は**最小限**(50ユーロ程度)にし、基本**カード払い**
- ネット環境を準備する(Uberや緊急時連絡のため)
- **セキュリティポーチ**で貴重品を肌身離さず管理
この記事でわかること
- マラガで特に注意すべきエリア
- 観光地や交通機関での**スリ・犯罪の手口**
- ホームレスと物乞いの実態
- 身を守るためにできる**安全対策**
現地在住者からのメッセージ
「知っていたら防げること」は本当にたくさんあります。観光客として目立ちすぎない行動を心がけるだけで、危険を大幅に回避できます。2025年最新の情報として、より一層気を引き締めましょう。
海外旅行保険が絶対に必要
年会費無料のエポスカードは無料なのに海外旅行保険付帯(利用付帯)。保険付きクレカをまだ持っていないなら、発行しない理由はありません。補償額は合算なので複数枚持ちがお得です。
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このページの目次
⚠️ マラガで治安が悪い・危険なエリア
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マラガ市は非常にコンパクトにまとまっており、中心部(セントロ)は夜でも人通りが多く、比較的安全です。しかし、以下のエリアは特に旅行者が注意すべき場所です。
🚨 特に警戒すべき場所とエリア
- **駅周辺**:**マリア・サンブラーノ駅(Renfe/バス)**周辺、特に夜間。列車に乗る旅行者を狙ったスリが集まりやすいです。
- **旧市街中心部**:**憲法広場(Plaza de la Constitución)**や**メルセー広場(Plaza de la Merced)**など、人が集中するエリア。スリが活動しやすい場所です。
- **夜間の港湾エリア**:**Muelle Uno(ムエジェ・ウノ)**は日中安全ですが、深夜は人通りが少なくなるため、海岸沿いの暗い道は避けましょう。
- **郊外の一部(特に北側・東側)**:観光客が用事のない**パルマ=パルミージャ地区**など、中心部から離れた移民や貧困層の多い住宅地は立ち入らない方が賢明です。
これらの危険エリアの位置関係をマップで確認し、計画的に行動しましょう。
【重要】警戒エリアマップ
中心地の**セントロ・アラメダ駅**や主要バス停は、人が多く集まるため、常に荷物に注意を払う必要があります。用もなく危険エリアにフラッと立ち寄ることは避けましょう。
もし不安な方はツアーガイドなどを利用して安全に街の散策するのもおすすめ
💰 マラガの治安|観光地でのスリ・詐欺・ひったくりの手口
マラガの犯罪者は、旅行者の注意を逸らす手口を好みます。典型的な手口を事前に知っておくことが最大の防御になります。
1. 署名詐欺(嘆願書/募金)
観光地(ピカソ美術館周辺、カテドラル周辺、アルカサバ入口など)で特に目立ちます。主に若い女性や子どもで構成されたグループが行います。
- **手口**:「耳の不自由な人への募金」や「環境保護の署名」と書かれたクリップボードを持って近づいてきます。
- **目的**:署名や説明に気を取られている間に、別の仲間がバッグやポケットから貴重品を抜き取ります。
**【対策】** 「**No!(ノ)**」ときっぱり断り、立ち止まらずにその場を離れ、荷物を身体の前に抱えましょう。
2. 交通機関でのスリ(バス・セルカニアス)
マラガの市内バス(EMT)や近郊列車(セルカニアス)は、スリの格好の標的となります。
- **メトロ/RER(セルカニアス)**:ドアの出入口付近に立ち、乗降時の混雑を利用して盗み、すぐに降りて逃げます。C1線(空港線)は特に注意が必要です。
- **バス**:乗車時や降車時の混雑を利用し、リュックのポケットに手を入れてきます。
**【対策】** 車内ではドア付近に立たず奥に進み、荷物は**前に抱える**か、**膝の上**に置きましょう。乗り物に乗っている間は常に警戒が必要です。
3. タクシー・バイク強盗
マラガ市内では稀ですが、空港への移動中など、渋滞で車が停車した際を狙ったバイク強盗が増加傾向にあります。
- **手口**:停車中のタクシーの窓ガラスを割り、助手席や後部座席に置かれたバッグや荷物を奪います。
**【対策】** 貴重品バッグは窓側や膝の上**に置かず**、外から見えないよう**足元の奥**に置きましょう。
🚶 マラガの治安|ホームレスと物乞いの実態(【重要】在住者情報)
マラガには、大きく分けて2種類のホームレスと物乞いが存在します。それぞれの特徴を知っておくことで、適切な対応を取ることができます。
1. 本当のホームレス(物乞いをしないタイプ)
物乞いを目的とせず、主に橋の下や銀行の入口など、中心部から少し離れた場所を生活拠点としていることが多いです。日中は仲間や地元民と静かに過ごしており、観光客に積極的に話しかけることは稀です。
2. 「ホームレスを装う」物乞い・詐欺タイプ
観光客が多く集まる場所やスーパー前で物乞いをする、積極的なタイプです。この中には、実際には生活に困窮していない、あるいは物乞いを詐欺行為に利用しているケースが見られます。
- **目撃談**:近所のスーパー前で物乞いをしていた女性が、離れた場所で大量の食料を買い込み、マンションに入っていくのを目撃したという事例があります。
- **直接的な金銭要求**:夜間などに突然話しかけ、「ケバブを買ってほしい」「お金を要求する」といった手口で近づいてきます。
🚨 在住者からの最も重要なアドバイス
物乞い対策の基本は「無視」です。特に夜間に話しかけられても、決して立ち止まったり、お金の有無や言い訳を**口にしたりしない**ほうが安全です。
- 「小銭がない」と言うと、「ATMがあるからおろせ」と強引に要求してくるケースもあります。
- **「ビザがない」「子どもが小さい」**といった言い訳で同情を誘う者には、「自国に戻るために政府に助けを求めるのが一番だ。費用が必要なら一緒に行きましょう」と伝えると、多くは**すぐに去っていく**という対策が有効です。
彼らは時間と労力をかけたくないため、毅然とした態度で無視し、財布を出さないことが何よりも大切です。
🚨 マラガの治安|実際にあったスリ・詐欺・ひったくり被害
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マラガの危険は他人事ではありません。在住者の周りでも、以下のようなショッキングな被害例が報告されています。
実際に遭遇した犯罪例(マラガ周辺)
- **カフェで置引き**:テラス席で椅子にかけたバッグや、テーブルに置いたスマホが盗られる。
- **ATMでスキミング/詐欺**:現地のATM利用中に後ろから話しかけられ、注意を逸らされた隙にカードをすり替えられる。
- **駅での被害**:マリア・サンブラーノ駅の切符売り場で、自動券売機操作中に背後から財布を抜き取られる。
- **メトロ・バス**:混雑時にリュックのファスナーに手がかけられる。
【自己防衛は最重要】こうした被害を避けるため、セキュリティグッズで貴重品を肌身離さず管理することが重要です。
これらのパターンを知っていると、「あ、これは怪しい!」と気づくことができ、被害を未然に防げる可能性が高まります。常に周囲への警戒心を保ちましょう。
🛡️ 危険を回避する安全対策・気をつけること
日本と比べると危険が多い国ではありますが、正しく安全に気をつければ被害は最小限に抑えられます。私たちが実際に気を付けている対策をご紹介します。
1. 旅の準備と情報収集
- **たびレジに登録する**:外務省のサービスで、突発的なデモや危険情報のお知らせをメールで受け取れます。必ず登録しましょう。
→ 外務省「たびレジ」公式サイトへ - **ホテル選びは慎重に**:料金が安いからといって治安の悪いエリア(特に郊外の住宅地)に泊まるのは厳禁です。人通りの多い**セントロ(旧市街)**や**ソホ(SOHO)地区**、**マラゲータ地区**など、治安の良いエリアを選びましょう。
- **スペイン大使館の情報をチェック**:公式情報も定期的に確認しましょう。
→ 在スペイン日本国大使館(安全情報)へ
2. 街中での行動と持ち物
- **持ち歩く現金は最小限に**:スペインはカード社会です。現金は50ユーロ前後とし、支払いには極力クレジットカードを使いましょう。
- **服装とカバン**:**ブランド物のバッグ**や**派手な服装**は避け、旅行者だと目立たない格好を心がけましょう。貴重品は必ず**ファスナー付きのカバン**に入れ、セキュリティポーチで管理するのが最も安全です。
Amazonで愛用のセキュリティポーチを見る - **歩きスマホは厳禁**:iPhoneなどの高価なスマホは狙われます。使用するときは周囲を警戒し、テーブルや椅子に置きっぱなしにしないのはもちろん、手に持っていてもひったくられる可能性があることを念頭に置きましょう。
- **観光地では特に警戒**:観光スポットで写真を撮るときは、荷物から意識をそらさないこと。リュックは必ず**前に抱える**ようにしましょう。
💳 海外旅行保険とクレジットカードの重要性
どれだけ旅慣れていても、万が一のために海外旅行保険は必須です。マラガでは、スリ被害による携行品損害と、万が一の病気・怪我に備える必要があります。
海外旅行保険は、クレジットカードの付帯保険を利用するのが賢くお得な方法です。特に年会費無料の**エポスカード**は、海外旅行好きの間では定番です。
複数枚のクレカを持つメリット
- **補償額の合算**:クレジットカードを複数枚持つことで、それぞれのカードに付帯する保険の補償額(特に携行品損害や治療費)が合算され、補償が手厚くなります。
- **決済時のトラブル対策**:磁気不良やカード紛失など、予期せぬトラブルに備えられます。
エポスカードと、マイルが貯まる**ANAカード(ワイドゴールドカード)**や**JAL CLUB Aゴールド**などを組み合わせるのが、在住者のおすすめです。
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🚌 空港・交通機関での移動に注意
マラガ空港から市内への移動は、特にスリに注意が必要です。
1. 空港⇔市内間のRER(セルカニアスB線:マラガの場合はC1線)
パリのRER B線と同様に、マラガ空港と市内を結ぶ**近郊列車C1線**は、旅行者が大きな荷物を持っているため、スリのターゲットになりやすい路線です。
- **対策**:荷物を網棚ではなく**足元**に置き、目を離さないようにしましょう。改札では**クレジットカードのタッチ決済**を利用し、切符を出す手間を減らすのも有効です。
2. 予算が許すなら空港送迎・タクシー
初めての旅行や荷物が多い場合は、安全と快適さを優先し、**タクシー**または**空港送迎サービス**の利用を検討しましょう。
- **タクシー**:マラガ空港のタクシーは**定額料金制ではない**ため、メーター料金となります。必ず**公認のタクシー乗り場**から乗車し、白タクを装う誘いに乗ってはいけません。
- **送迎サービス**:言語に不安がある場合は、事前に**日本語で予約できる空港送迎**が最も安心です。
📋 マラガの治安と安全対策まとめ
マラガは美しい街ですが、観光客を狙った軽犯罪は存在します。繰り返しになりますが、以下の点に留意してください。
🚨 再度確認すべき危険なエリアと手口
- **危険エリア**:**マリア・サンブラーノ駅**周辺、旧市街の**人混み**(憲法広場など)。
- **手口**:**署名詐欺**や**募金**で注意を逸らす、**交通機関の乗降時**を狙う。
- **対策**:貴重品はセキュリティグッズで管理、**現金は最小限**、夜間の物乞いには絶対に対応しない。
正しい知識と警戒心を持つことで、被害に遭うリスクは大幅に減らせます。安全で楽しいマラガ旅行となることを心から願っています!