【2025年最新版】マヨルカ島モデルコース|2泊3日・3泊4日で巡る絶景とグルメ
マヨルカ島は、透き通る青い海、世界遺産の山々、歴史的な街並みが調和する地中海の宝石のような島です。初めての旅行者にとって、「どのエリアを巡れば効率的?」と悩むことも多いでしょう。
この記事では、現地在住者目線で、2泊3日・3泊4日でマヨルカを満喫するためのモデルコースを詳しく紹介します。移動手段や所要時間、食事や休憩ポイントまでカバーしているので、この記事だけで旅行プランが立てられるはずです。
全体の観光情報は マヨルカ島観光ガイド も合わせてご覧ください。
1日目:パルマ旧市街(Palma Casco Antiguo)と港の散策
マヨルカ空港(PMI)から市内へは、1番のシャトルバス(A1)で約20〜25分、料金は片道5ユーロ程度です。終点の「エスパーニャ広場(Plaça d’Espanya)」は市内観光の拠点となる場所で、旧市街までは徒歩約15分。バスを降りた瞬間から石畳の道とカフェが並ぶヨーロッパらしい街並みが広がり、旅の気分が一気に高まります。
パルマ大聖堂(La Seu)
パルマ観光のハイライトといえば、パルマ大聖堂(La Seu)です。13世紀に建設が始まり、完成までに400年以上かかったという壮大なゴシック建築。高さ44メートルの外観、そして直径13メートルの巨大なステンドグラスの輝きは圧巻です。
特に午前10時前後は、ステンドグラスから差し込む光が床や壁に虹色の模様を描く幻想的な時間。内部の一部はアントニ・ガウディが設計を手掛け、サグラダ・ファミリアを思わせる独特の雰囲気があります。
入場料は約9ユーロ。事前予約の優先入場チケットを購入すると、長い行列を避けてスムーズに入場できます。
旧市街散策とランチ
大聖堂周辺の旧市街には、王宮(アルムダイナ宮殿、Palacio Real de la Almudaina)やアラブ浴場(Banys Àrabs)など歴史的建造物が点在しています。狭い石畳の路地にはカフェや雑貨店が並び、歩くだけで中世ヨーロッパの雰囲気を感じられます。
ランチには、地元のカフェで「パエリア」や名物スイーツ「エンサイマーダ」を味わいましょう。観光地周辺では英語メニューがあるので安心です。
港エリア(Puerto de Palma)で夕暮れを満喫
午後は港(パルマ・デ・マヨルカ港)へ移動。徒歩でも行けますが、体力に不安があればタクシーで5分(7〜8ユーロほど)。
港沿いのレストランでシーフード料理と地元のワインを楽しみながら、海に沈む夕日を眺める時間は旅の締めくくりにぴったりです。
2日目:バルデモサ(Valldemossa)とソーリェル港(Port de Sóller)
2日目は山間の村バルデモサと、港町ソーリェルを訪れます。文化・自然・グルメをバランスよく楽しめる1日です。
午前:ショパンの村・バルデモサ(Valldemossa)
パルマから203番バスで約40分、料金は片道4〜5ユーロ。バルデモサはショパンと作家ジョルジュ・サンドが滞在した村で、今でも彼らが過ごした修道院(Cartuja de Valldemossa)が残されています。
花で彩られた石造りの家並みと、静かな路地を歩く時間は心を癒してくれます。カフェで「コカ・デ・パタタ」とカフェ・コン・レチェを試しながら、地元の雰囲気に浸りましょう。
午後:木造列車でソーリェル(Sóller)へ
パルマに戻ったら、木造レトロ列車(Tren de Sóller)に乗ってソーリェルへ。所要時間は約1時間、往復料金は25ユーロ前後です。列車はオレンジ畑や山間を抜ける絶景ルートで、途中の風景はまるで絵画のよう。
ソーリェルに到着したら、さらにオレンジ色のトラムで港町「Port de Sóller」へ(10分、約7ユーロ)。
夕暮れ時の港では、新鮮な魚介料理とオレンジジュースを楽しみながら、海に沈む夕日を眺めるひとときをどうぞ。
3日目:カラ・フィゲラ(Cala Figuera)とパルマでショッピング
3日目はビーチとショッピングでのんびり過ごします。
朝は501番バスで約1時間半、料金は6〜7ユーロほどでカラ・フィゲラに到着。漁船が並ぶ小さな港町で、透明度の高い海を眺めながら静かな時間を過ごせます。
午後はパルマに戻り、エル・コルテ・イングレス(El Corte Inglés)やスーパーでお土産探し。ソブラサーダやオリーブオイル、フロール・デ・サル(塩の花)、アーモンドを使ったお菓子は特に人気です。
3泊4日モデルコース:絶景ドライブと芸術家の村
4日目はレンタカーまたはツアーで、世界遺産トラムンタナ山脈(Serra de Tramuntana)をドライブするのがおすすめ。
ルート例:パルマ → ディア(Deià、芸術家の村) → フォルメンター岬(Cabo de Formentor)。山道の展望台から見下ろす青い海は息をのむ美しさです。
途中、オレンジ畑や小さな村に立ち寄り、最後は静かなビーチでリラックスするのが理想的なプラン。
スペインの運転ルールと注意事項
スペインでは右側通行・左ハンドルが基本です。日本とは逆なので、最初は感覚に注意が必要です。
特にラウンドアバウト(円形交差点)では、右側からの車が優先。また、駐車場所は「青枠=有料」「白枠=無料」「黄線=駐車禁止」となっており、違反すると高額な罰金が課せられます。
運転が不安な方は、日本語ガイド付きのツアーを利用すると安心です。
まとめ
マヨルカ島は、観光・グルメ・自然をバランスよく楽しめるスペイン屈指のリゾート地です。
2泊3日で旧市街・バルデモサ・ソーリェルを巡るプラン、3泊4日でトラムンタナ山脈まで足を伸ばすプランは、初めての旅行でも満足度が高いはずです。
さらに詳しい観光情報は マヨルカ島観光ガイド をチェックして、あなただけの旅行プランを作ってみてください。