マヨルカ島で食べるべき名物料理5選とスイーツ|現地グルメ完全ガイド
マヨルカ島は、美しい海と自然だけでなく、地元食材を活かした独自のグルメが楽しめる美食の島でもあります。スペイン本土の料理とも少し違い、素朴だけれど奥深い味わいが特徴です。旅行者の多くが「観光だけでなく食事を楽しみに来る」と言うほど、マヨルカの食は旅の大きな魅力のひとつ。
この記事では、「ここでしか食べられないご当地グルメ」と、「スーパーで買えるおすすめ土産フード」を、現地ならではの目線で紹介します。
マヨルカ島ならではの名物グルメ
1. エンサイマーダ(Ensaimada)
マヨルカの朝を彩る定番スイーツ。渦を巻いたふわふわのパン生地は、口に入れると驚くほど軽く、ほんのり甘い。カフェで出されるエンサイマーダは、焼きたての香りとパウダーシュガーがふんわりと漂い、「これが本場か!」と感動すること間違いなし。クリーム入りやチョコレート入りのバリエーションもあり、ホテルの朝食よりもカフェで食べる焼きたてが断然おすすめです。
2. ソブラサーダ(Sobrasada)
赤みがかったペースト状のソーセージ。パンにたっぷり塗ると、豚肉の旨味とパプリカの香ばしさがじゅわっと広がります。軽くトーストしたパンにのせて食べると、香りが一層引き立ち、ワインとの相性は抜群。スーパーでも手に入るので、滞在中は「朝はソブラサーダトースト」をぜひ試してほしい一品です。
3. トゥンベット(Tumbet)
「マヨルカのラタトゥイユ」と呼ばれる家庭料理。オリーブオイルで揚げ焼きしたナス、ズッキーニ、ピーマンにトマトソースを重ね、オーブンでじっくり焼き上げたもの。野菜の甘味と旨味が凝縮していて、シンプルなのに深みのある味。カフェの小皿料理やバルで、パンと一緒に食べると絶品です。
4. アロス・ブルット(Arroz Brut)
直訳すると「汚いご飯」という名前ですが、その味は驚くほど濃厚で贅沢。鶏肉、ウサギ肉、ソーセージなどを煮込んだスープ状のリゾットで、シナモンやクローブなどのスパイスがほんのり香ります。寒い季節に食べると体の芯から温まる、マヨルカの隠れた名物です。
5. フリト・マヨルキン(Frito Mallorquín)
豚のレバーや内臓を野菜と一緒に炒めた伝統料理。レバー特有のコクと野菜の甘みが絶妙に絡み合い、ビールが欲しくなる味わい。観光客向けのレストランより、地元の食堂や市場で食べるとより本格的な味に出会えます。
マヨルカ島のスイーツ・パン
- ガトー・デ・アーモンド(Gató de almendra)
アーモンドの香ばしさがたまらない、しっとり食感のケーキ。バニラアイスと一緒に食べるのが現地流。 - コカ・デ・パタタ(Coca de Patata)
ジャガイモを使ったもっちり甘いパン。ほんのり塩気があり、コーヒーや紅茶と一緒に食べると、優しい甘さが口いっぱいに広がります。

スーパーで買えるお土産フード
旅行者に人気のお土産はスーパーが狙い目。空港より安く、地元の味をそのまま持ち帰ることができます。
- パプリカ風味のソブラサーダ(真空パック)
トーストやパスタに合わせると、自宅でもマヨルカの味が楽しめます。 - 地元産オリーブオイル
ゴールドに輝くマイルドなオイルは、パンにつけるだけでごちそうに。 - フロール・デ・サル(塩の花)
やわらかい口どけと上品な塩味が特徴の高級塩。料理好きの人に喜ばれます。 - アーモンド製品(トリュファ・トゥロンなど)
香り高いマヨルカ産アーモンドは、チョコやヌガーなどスイーツに加工されて大人気。
おすすめの食べ方・現地体験
- 朝カフェ文化を楽しむ
地元のカフェで、焼きたてのエンサイマーダとカフェ・コン・レチェ(カフェラテ)を注文するのはマヨルカ流の朝の過ごし方。 - 市場グルメで食べ歩き
パルマ市場では、ソブラサーダをパンに塗ったタパスや、新鮮なオリーブ、地元のチーズを気軽に試せます。 - ピクニックランチ
スーパーで買ったオリーブや地元のパンをビーチで食べれば、手軽で贅沢なランチに。
まとめ
マヨルカ島のグルメは、食材の魅力をシンプルに引き出した料理ばかりで、観光だけでは味わえない「島の生活」を感じることができます。旅の合間にぜひ現地の味を試し、スーパーでの食材探しも楽しみのひとつにしてみてください。
観光全般の情報は、マヨルカ島観光ガイド も参考にどうぞ。