【2026年最新】マヨルカ島の治安は悪い?危険エリア・夜の注意点を在住者が解説

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        観光客に人気のネルハの治安を在住者が解説する記事のアイキャッチ画像。ヨーロッパのバルコニー(Balcón de Europa)から海と白い家並みを眺める。
        

この記事を書いた人

        

ケイ@アンダルシア在住者|アンダルシアトラベルデスク

        

バックパッカーで43カ国を旅し、スペインではミシュラン一つ星レストランでスーシェフをしていました。現在はアンダルシアで日本人旅行者の「安心・安全な旅」をサポートしています。

        

この記事では「マヨルカ島の治安は?危険エリアは?夜歩きは大丈夫?」と不安な方の悩みを、在住者目線でわかりやすく解説します。

    

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【2026年最新】マヨルカ島の治安は悪い?危険エリア・夜の注意点を在住者が解説

結論:マヨルカ島の治安はどう?

  • ✔ 昼間の観光:女性一人でも比較的安全
  • ✔ 夜間:エル・アレナルなど一部エリアは危険
  • ✔ 犯罪の多くはスリ・置き引き(暴力犯罪は稀)
  • 対策すれば安心して旅行できるリゾート地

🏝️ マヨルカ島の治安の結論(女性一人旅は?夜は?)

地中海に浮かぶリゾート地マヨルカ島(パルマ・デ・マヨルカ)は、スペイン本土の主要都市と比べて、一般的な治安は非常に良いと言えます。しかし、日本人女性が注意すべきは、観光客を狙ったスリや置き引き、そしてナイトライフを楽しむ人々が集まるエリアでのトラブルです。

  • 全般的な治安:欧州のリゾート地としては比較的良好です。
  • 女性一人旅:昼間は全く問題ありません。ヨーロッパ各地からの観光客も多く、比較的安心感があります。ただし、夜は特に注意が必要です(後述)。
  • 夜の治安:中心地や主要なビーチリゾートの賑やかな通りはまだマシですが、一歩裏道に入ると人通りが少なくなり危険度が増します。暗くなる前にホテルに戻るのが基本です。

【在住者の豆知識】
マヨルカ島は特に夏場、ドイツやイギリスからのバカンス客による騒ぎが多くなる傾向があります。彼らが泥酔して引き起こす軽犯罪や騒音トラブルには巻き込まれないように、距離をとって行動しましょう。2026年もこの傾向は続くと予想されます。

⚠️ 安全なエリアと危険エリア(Google Maps説明つき)

マヨルカ島の観光は、主に県庁所在地であるパルマ・デ・マヨルカ周辺に集中しています。エリアごとの治安情報をしっかり把握して、安心安全な旅を楽しみましょう。

【安全なエリア】安心して観光できるスポット

  • パルマ旧市街(Casco Antiguo):大聖堂(カテドラル)周辺やアルムダイナ宮殿周辺は昼夜問わず警備がしっかりしており、人通りも多いので比較的安全です。お土産屋やカフェも多く、安心して散策できます。

    ▼Casco Antiguo (パルマ旧市街) の地図

  • サンタ・カタリナ地区(Santa Catalina):おしゃれなレストランやバルが集まるエリアで、富裕層も住む人気の場所。夜も賑わっていますが、スリには注意しつつ楽しめます。

    ▼サンタカタリーナ地区 (Santa Catalina) の地図

  • ポレンサ(Pollença)やアルクディア(Alcúdia):島の北部に位置する歴史的な街やリゾート地。パルマ中心地よりも落ち着いており、家族連れや落ち着いた旅行者に人気です。

    ▼ポレンサ (Pollença) の地図

    ▼アルクディア (Alcúdia) の地図

【危険エリア】特に注意が必要な場所

「治安が悪い」というよりは、「観光客を狙った軽犯罪が多い」「夜間にトラブルが起きやすい」場所として認識しておきましょう。

  • Google Mapsで「El Arenal(エル・アレナル)」と表示されるビーチリゾート:特に若者の飲酒・パーティエリアとして知られており、夜間は酔っ払いによる騒ぎや軽犯罪が多発します。女性一人での夜間立ち入りは絶対に避けてください
  • Google Mapsで「Carrer de Sant Rafel」周辺(パルマ中心地):観光客が集中する場所の裏通りや、薄暗い路地は夜間にホームレスや不審者がいることがあります。大通りを外れないように意識しましょう。
  • 交通機関(特にパルマのバス・駅構内):移動中、荷物から目を離した隙を狙うスリ集団が出没します。

初めての土地で、慣れない場所を一人で歩くのが不安な場合は、現地のプロのガイドが同行するツアーを利用するのが最も安全な対策の一つです。ガイドがスリが発生しやすいルートを避け、トラブルに巻き込まれないように配慮してくれます。

パルマ旧市街の危険な場所を避けられる!パルマ・デ・マヨルカ旧市街のガイド付きツアーはこちら(新しいタブで開きます)

🌙 夜の治安(女性一人は?暗い道は?)

マヨルカ島の夜の治安は「エリアによって全く違う」と覚えておきましょう。

【女性が夜歩く注意点】暗くなる前に移動を

スペインは日が長く、夏場は夜21時近くまで明るいですが、太陽が沈んだら警戒レベルを上げてください

  • 暗くなる前に移動:夕食の時間が遅いスペインですが、特に女性一人で食事をする際は、21時頃には賑やかなエリアで食事を終え、タクシーや配車サービス(Cabifyなど)でホテルに戻るようにしましょう。
  • 大通りを選ぶ:どうしても夜間に移動が必要な場合は、人通りや車の往来が多い大通りを選び、スマホを操作しながら歩くのは絶対にやめてください。
  • ホテルの治安確認:ホテル選びの段階で、ホテル周辺のGoogleストリートビューを見て、夜間の道の明るさや人通りの雰囲気を確認しておくのがおすすめです。

【在住者の実体験】
私もマヨルカ島のビーチリゾート近くのホテルに宿泊した際、夜23時頃にホテルの裏口で泥酔した若者が大声で騒いでいるのを見かけました。観光客が多いエリアでも、夜間は想像以上に治安が悪くなる瞬間があることを忘れずに。

👨‍👩‍👧 子連れ旅行の場合の注意点

マヨルカ島は家族旅行にも人気ですが、お子様連れの場合の注意点もお伝えします。

  • 目を離さない:ベビーカーや手荷物から目を離した隙を狙うスリ・置き引きは多発しています。特に混雑した場所(市場や交通機関)では、お子様の手を離さず、荷物も肌身離さず持ちましょう。
  • 昼寝の時間帯:小さなお子様がベビーカーで寝ている時などは、親御さんがつい油断しがちです。荷物は必ずベビーカーのフックではなく、肩掛けや背負う形で身につけてください。
  • 日中の熱中症対策:治安とは異なりますが、マヨルカ島の夏の日差しは非常に強烈です。水分補給と日焼け対策(帽子、サングラス、UVカット服)を万全にし、日中の炎天下の移動は避けてください。

🚨 スリが多い場所ランキング

マヨルカ島で特にスリや置き引きが多い場所トップ3です。ここは特に**警戒心MAX**で行動してください。

  1. パルマ・デ・マヨルカの大聖堂(カテドラル)周辺:観光客が集中し、写真を撮るのに夢中になっている隙を狙われます。リュックは前に抱えるポケットには何も入れないを徹底しましょう。
  2. パルマ市内の路線バス・バス停:乗車時や降車時に押し合いへし合いになった時に狙われます。特に荷物が邪魔になる瞬間は要注意。
  3. エル・アレナル(El Arenal)などのパーティビーチの飲食店:バーやテラス席で、椅子や床に置いたバッグや、背もたれにかけた上着のポケットから財布を抜き取られます。バッグは膝の上に置くのが鉄則です。

【重要ポイント】
スリは見た目で判断できません。旅行者のフリをした集団や、親切を装って話しかけてくる場合もあるため、知らない人からの不自然な接触は避けてください

混雑した公共交通機関でのスリが不安な方や、空港からの安全な移動を確保したい方は、事前に送迎付きツアーやプライベートツアーを予約しておくと安心です。ガイドが一緒だと、観光に集中でき、不審者が近づきにくくなります。

マヨルカ島の送迎・移動サービス付きツアーを見てみる(新しいタブで開きます)

🏨 治安に強いホテルエリア(初心者向け)

初めてのマヨルカ島旅行で治安を最優先するなら、以下のエリアでホテルを探すのがおすすめです。

  • パルマ中心地(カテドラル周辺):主要観光地に近く、人通りが多く、治安も比較的安定しています。観光客向けの高級ホテルも多いため、セキュリティ対策も充実しています。
  • ポルト・ピ(Porto Pi):パルマ中心部から少し西に位置するエリアで、大きなショッピングモールがあり生活感もあります。比較的落ち着いており、安全な場所です。
  • 旧市街(Casco Antiguo)内部のホテル:車が入れないエリアで、宿泊客以外は夜間には少ないため、ホテル内やその周辺は比較的静かで安心です。

🙅 やってはいけない行動(実体験つき)

在住者の視点から、日本人旅行者がうっかりやってしまいがちな、危険な行動をお伝えします。

【最重要】「カバンを背中側にする」のはNG!

リュックサックやショルダーバッグを背中側に背負うのは、スリに「どうぞ盗ってください」と言っているようなものです。特に混雑時は、必ず体の前で抱えるか、体に密着させてください

写真を撮る時に「荷物を置く」のはNG!

パルマ大聖堂前など、絶景スポットで記念撮影に夢中になり、カメラバッグや上着、お土産袋を足元に置くのは非常に危険です。一瞬で無くなります。荷物は体につけたまま撮影しましょう

路上で「高価なブランド品や現金を誇示する」のはNG!

治安が良いエリアでも、派手なアクセサリーや高級ブランド品を身につけていると、目をつけられやすくなります。地味でも機能的で丈夫な服装で、旅行者に馴染むように振る舞いましょう。

🔑 在住者が勧める防犯グッズ(楽天ROOM導線)

マヨルカ島での旅をさらに安心にするために、私が日本から持っていくことを強く推奨する防犯グッズと便利アイテムです。

  • セキュリティポーチ/スキミング防止財布:現金やパスポートは、服の下に隠せるセキュリティポーチに入れましょう。カード類はスキミング防止機能つきの財布が安心です。
  • ワイヤーロック・南京錠:ホテルのセーフティボックスや、空港・駅で荷物を一時的に預ける際に役立ちます。
  • 盗難防止機能付きバッグ:ファスナーが隠れるデザインや、簡単に刃物で切れない素材のバッグを選ぶだけでも、スリのリスクを大幅に下げられます。

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📞 困ったときの連絡先(警察/病院/日本領事館)

万が一トラブルに遭ったときのために、緊急連絡先を控えておきましょう。

  • 緊急時共通ダイヤル:112(警察、救急、消防のすべてに対応。スペイン語・英語対応可)
  • 警察(国家警察):091(スリや盗難の被害届は国家警察へ)
  • 警察(地方警察):092(軽微な交通問題や近隣トラブルはこちら)
  • 在バルセロナ日本国総領事館(マヨルカ島を管轄):+34 93-280-3433(旅券紛失や重大事件の場合)

【海外旅行保険も忘れずに】
盗難や病気・怪我など、万が一のときに頼りになるのが海外旅行保険です。特にエポスカードは海外旅行保険が自動付帯(利用付帯ではなく)なので、持っておくと安心ですよ。

✅ まとめ:マヨルカ島は対策すれば安全に楽しめる!

マヨルカ島は、スペイン本土の喧騒から離れた美しいリゾートアイランドです。治安は比較的良いものの、「ここは外国の観光地である」という意識を忘れずに、スリ対策を徹底すれば、女性一人でも安心して旅行を楽しめます。

特に夜間はビーチリゾートの騒がしいエリアや暗い路地を避け、日中の観光中は荷物を体の前に抱えて過ごすように心がけてください。しっかり対策して、マヨルカ島での素敵なバカンスを思いっきり楽しんでくださいね!

【マヨルカ島治安対策の最終チェックリスト】

  • 昼間:人混みでのスリ・置き引きに最大限注意。
  • 夜間:エル・アレナルなどパーティエリアは避ける。暗くなる前にホテルへ。
  • 移動:タクシーや送迎付きツアー(GYGなど)を積極的に利用する。
  • 持ち物:セキュリティポーチを使用し、貴重品は分散して管理する。

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