この記事を書いた人

ケイ@アンダルシア在住者｜アンダルシアトラベルデスク

バックパッカーで43カ国を旅し、スペインではミシュラン一つ星レストランでスーシェフをしていました。現在はアンダルシアで日本人旅行者の「安心・安全な旅」をサポートしています。

この記事では「ネルハの治安は？危険エリアは？夜歩きは大丈夫？」と不安な方の悩みを、在住者目線でわかりやすく解説します。

ネルハの治安ガイド2025｜女性一人旅は危険？夜の安全度とスリ対策を在住者が解説

「**ヨーロッパのバルコニー**」の絶景で知られるリゾート地、**ネルハ**へのご旅行、楽しみですね！

スペイン旅行が初めての方にとって、「ネルハ 治安は大丈夫？」「女性一人旅で夜歩きしても平気？」「ネルハ 危険エリアはある？」といった不安は尽きないかと思います。

この記事でわかること

• ネルハの治安レベル（アンダルシア・スペイン全体の中でどのくらい安全か）
• 避けた方がよい時間帯・エリア（ネルハ洞窟周辺や夜の坂道など）
• 女性一人旅・子連れ・初めてのスペイン旅行でも安心して歩くためのポイント
• スリが多い場所と具体的な対策、やってはいけないNG行動、万が一トラブル時の連絡先

この記事では、アンダルシア在住歴が長い私が、観光客に人気のネルハの治安について、現地のリアルな状況と防犯対策を徹底解説します。ぜひ最後まで読んで安心安全な旅の準備をしてくださいね。

✨ ネルハの治安の結論｜女性一人旅・夜の外出は危険？

✅ ネルハ観光の具体的な回り方やおすすめスポットについてはこちらも参考にしてください：【2025年版】ネルハ観光スポット完全攻略｜ヨーロッパのバルコニーと白い村の魅力10選

🚨 安全なエリアと危険エリア（地図説明つき）

ネルハには「ここは絶対に立ち入ってはいけない」という場所はほとんどありませんが、観光客が少なくなり、**暗くなると危険度が上がるエリア**は存在します。

観光の中心地：ヨーロッパのバルコニー周辺

ネルハ観光の中心である、**ヨーロッパのバルコニー**周辺から旧市街にかけてのエリアは、昼夜問わず人通りが多く、最も安全なエリアです。ホテルもこのエリアに集中しています。

【注意】暗くなると危険度が増すエリア（Google Maps基準）

Google Mapsで見たときに、観光スポットから外れた以下のエリアは特に注意しましょう。

• ネルハ洞窟周辺の道路：旧市街から洞窟へ向かう道や、洞窟周辺の広範囲なエリアは、日没後は照明が少なく、人通りも途絶えます。**暗くなる前に移動**を完了させてください。
• 旧市街からビーチへ向かう坂道：カラオンダビーチやブルリアナビーチへ向かう途中の細い坂道は、夜間は観光客がほとんどいません。念のため、夜間に移動する際は大通りを選ぶか、タクシーを利用しましょう。

🌙 ネルハの夜の治安｜女性一人で歩ける？暗い道は危険？

「**ネルハ 夜 治安**」「**ネルハ 女性一人旅**」で不安を感じている方も多いですが、ポイントさえ押さえれば、夜の旧市街散歩も十分に楽しめます。

夜の旧市街は賑わうが、路地裏は避ける

ヨーロッパのバルコニー周辺や、**カバナ広場（Plaza Cavana）**周辺は夜になるとライトアップされ、バルやレストランが賑わいます。人通りが多いため、**女性一人**で歩いても大きな不安はありません。

しかし、一本裏に入った照明の少ない細い路地は人通りが激減し、見通しが悪くなります。ホテルが裏通りにある場合は、なるべく大通りを通るように心がけるか、友人と一緒に行動しましょう。

女性一人の夜歩きで気をつけたいポイント（在住者の経験）

私自身、アンダルシアの夜を一人で歩くことはありますが、**以下の3つの行動は必ず避けています**。

• **イヤホンをつけて歩くこと：**周囲の異変に気づけなくなります。
• **スマートフォンを見ながら歩くこと：**足元や周囲への注意が散漫になり、不審者に気づけません。
• **露出度の高い服装で夜間にビーチ周辺を歩くこと：**ネルハはリゾート地ですが、夜間は不必要なトラブルを避けるためにも、控えめな服装をおすすめします。

👨‍👩‍👧 子連れ旅行の場合の注意点

観光ルートとベビーカー利用の注意

旧市街は石畳の道や坂道が多く、ベビーカーでの移動は少し大変です。特に**プラヤ・デ・カラオンダ**のような絶景ビーチへ降りる階段は、ベビーカーでのアクセスは困難です。ヨーロッパのバルコニー周辺は比較的平坦で歩きやすいです。

海岸エリアでの注意

**プラヤ・デ・ブルリアナ**のようなメインビーチは設備が整っていますが、お子さんが海で遊ぶ際は、親御さんが目を離さないようにしましょう。また、日中の日差しは非常に強いため、日焼け止め、帽子、水分補給は大人以上に徹底してください。

🥇 スリが多い場所ランキング

ネルハで観光客が最も気を緩めてしまう瞬間を狙って、スリは犯行に及びます。この3箇所では特に警戒レベルを上げてください。

第1位：ヨーロッパのバルコニー（絶景に夢中になる瞬間）

バルコニーからの絶景を写真に収めようと、誰もがカメラやスマホに夢中になります。この「注意力が散漫になっている瞬間」が狙われます。リュックは前に抱え、ショルダーバッグは体の前でしっかりと持ちましょう。

第2位：バス停周辺（マラガ・フリヒリアナ行きの待機中）

マラガ行きの長距離バスが発着するターミナルや、フリヒリアナ行きのバスを待つ際は、切符や荷物のことで気が散りがちです。バッグは足元に置かず、必ず体につけて管理しましょう。

第3位：混雑したビーチのチリンギート（海辺のレストラン）

ビーチ沿いのレストランで食事をする際、椅子やベンチにバッグを置いたまま席を離れたり、背もたれにバッグをかけたまま話に夢中になったりすると、置き引きの被害に遭う可能性があります。バッグは絶対に体から離さないようにしてください。

👉 スペイン全土のスリ・詐欺の手口についてはこちらも参考にしてください：【2025年最新】スペインの治安情報｜現地在住者が教えるスリ・詐欺の手口と対策

🏨 ネルハで治安の良いホテルエリア｜初心者・女性一人旅向け

旧市街中心部・バルコニー周辺

このエリアのホテルは、夜でも人通りが絶えず、**治安の面で最も安心感があります**。食事や観光にも便利で、移動の手間も省けます。

安全で静かな**パラドール周辺**

国営ホテル**パラドール・デ・ネルハ（Parador de Nerja）**周辺は、静かで高級感のあるエリアです。中心部から少し離れますが、海を見下ろす高台にあり、落ち着いて過ごしたい方には特におすすめです。

💡 ネルハへのアクセス拠点となるマラガの治安情報はこちら：【マラガ治安2025年版】アンダルシア在住者が解説！スリの手口と安全対策・危険エリアの全て

🚫 やってはいけない行動（在住者の実体験つき）

実体験：カフェでの置き引き未遂

私はかつて、セビリアのカフェで、席を確保するためにバッグを椅子に置いてトイレへ行ったところ、バッグが盗まれそうになったことがあります。ネルハのカフェやビーチレストランでも同様です。

【鉄則】席を離れる際は、**どんな短時間でも貴重品を肌身離さず持ち歩く**こと。カフェの椅子にバッグをかけたまま食事をするのも危険です。
財布やスマホが入ったバッグは必ずヒザの上に置きましょう。

見知らぬ人に声をかけられても無視

「道に迷ったフリをする」「物を落としたと教えてくる」など、**親切を装って観光客に近づき、注意をそらしている間にバッグを開けようとする手口**が多発しています。ネルハでは稀ですが、万が一声をかけられても、立ち止まらずにその場を離れるのが最善です。

🎒 在住者が勧める防犯グッズ（楽天ROOM導線）

バックパッカーの僕が厳選した「絶対後悔しない」防犯グッズ

「備えあれば憂いなし」です。僕自身、バックパッカーとして世界中を回った経験から、「これは本当に使える」と断言できる防犯グッズだけを厳選して使っています。

• **ワイヤーロック付きのバッグ:** 休憩中に椅子やテーブルにバッグを固定できます。
• **スキミング防止機能付きの財布/ポーチ:** キャッシュカードやクレジットカードの情報抜き取り対策です。
• **ダイヤルロック付きの南京錠:** ホテルやホステルでスーツケースをロックするのに必須です。

▶ スペイン旅行の防犯グッズ・便利アイテムはこちらでまとめています：楽天ROOM（スペイン旅行グッズ）

❓ ネルハの治安でよくある質問（Q&A）

📞 困ったときの連絡先（警察／病院／日本の窓口）

緊急連絡先一覧

• 警察（Polícia Nacional / Local）： 112（緊急全般）または 091（国家警察）
• 救急車： 112
• 在マラガ領事事務所（相談窓口）： +34 95-260-2622 （盗難やパスポート紛失などの相談）

※警察への連絡は、スペイン語または英語での対応となります。不安な場合はホテルのフロントに助けを求めましょう。また、万が一に備え、海外旅行保険は必ず加入しておきましょう。

📝 まとめ：ネルハの旅を最高に楽しむために

ネルハは素晴らしいリゾート地であり、治安も良好です。過度な心配はせず、この記事で紹介した**スリ対策**と**夜間の注意点**だけ頭に入れておけば、最高の旅になるでしょう。

「ヨーロッパのバルコニー」からの絶景と、太陽の海岸の美しいビーチを、ぜひ安心して楽しんでくださいね！